スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

グノーシス派運動の起源


前回紹介した The Illuminati: Renegades of the Mystery Schools に続いて、今回は The Origins of the Gnostic Movement という記事を紹介したい。ただ前回のものに比べればこちらは少々長いので、グノーシス派の起源に焦点をしぼって要約を掲載するに留める。

興味のある方はオリジナルの記事
http://www.metahistory.org/gnostique/telestics/GnosticOrigins.php
を読んで頂きたい。



The Origins of the Gnostic Movement

グノーシス派運動の起源)


グノーシス派の故地

・古代グノーシス派はウルミエ湖(Lake Urmia)周辺の高所にある台地を拠点にしていたと考えられる。それはは北西部イランの辺境, アゼルバイジャンにあり, 北をアラス川(Araxes)に囲まれた所にある。

・ウルミエ台地はいわゆる「肥沃な三日月」上に並ぶメソポタミア古代文明の隠れた中心地だったと考えられる。

グノーシス派運動が先史時代に出てきた期間はBC5500 - 5000頃と考えられ、それは北西部イランとトルクメニスタンにあるハッジ・フィルズ・テペの文明によって考古学的に確認される。
それはちょうどグノーシス派が精神的な拠り所としたウルミエ近辺に集中している。

・ハッジ・フィルズ・テペはアルメニアのヴァン湖真東にある。ヴァン湖の上に、ノアの箱舟が辿りついたといわれているアララト山が迫る。

・ウルミエ湖の上にそびえる山 Mount Kuh-I-Khwaga は「白いセイル山」とも呼ばれ, グノーシスの伝統がそこにおかれてから約5~6千年間、神聖なものとされた。


■ セス(Seth)

・ウルミエ台地にはグノーシス派以前の伝説があり, その一つとして,ヘルモン山(Mount Hermon)を神聖なものと考えるものがある。ヘルモン山は人類の祖セス(Seth)の子供たちが住居としていたとされる。

・「セスの子供たち」は、グノーシス派が神聖な血統に割り当てた, あるいはそれを明かす, 伝統的な呼び名。

・セスの名は旧約聖書創世記4章25節に登場する:『アダムは再びその妻を知った。彼女は男の子を産み、その名をセスと名づけて言った、「カインがアベルを殺したので、神はアベルの代りに、彼をもう一つの種に任命したと言われました」』重大なのは、セスは「もう一つの種」に属しており、その血統はユダヤ・キリスト教の「神聖な歴史」の物語とは別物としてセットされていること。

・エジプトのNag Hammadi村で発見されたコプト語の写本にある伝説によれば、グノーシス派の神聖な血統の祖は、セイル山にいたひと組のカップル, Sethとその妻 Norea, とされる。

・イラク沼地のマンダヤ教はグノーシス派の教義と多くの類似点をもつ。例えば彼らの祖、Anosh-Uthra と Yohannaも白い山を住処としていた。


■ マギ

・マギ(MAY-gee-un)と尊称される人々が有史以前のイランに出現し、文化的かつ精神的な複合体の中で活動する名士として活躍していた。

・非常に古いマギの中心地は、ウルミエ湖にあった。


■ 古代ペルシャとグノーシス

・宇宙二元論の教義はペルシャの預言者ゾロアスターと彼の教団メンバーによって世界中に広まった。このイランの宗教における二元論の有史以前のルーツを深く調べたドイツ学者 Richard Reitzensteinはグノーシス派の考えは古代ペルシャの二元論、もしくは古代のZurvan(ゾロアスターの時間の神)主義に影響を受けたと推察した。

・ペルシャの二元論は、宗教の歴史の大きな謎で、誰もゾロアスター教を解明できなかった。

・プラトンの著作に「ゾロアスターは(プラトンより)6千年前の人であり, 彼は宇宙の智慧を善なる霊(Good Spirit)ら学んだ。」とある。

・そしてアリストテレス、プルタークなどを含む他の古代の人々も、プラトンの死の6千年前に「マギ」がいたことを述べている。

・ゾロアスターの名はギリシア語で「Astrothutes」と翻訳され、それは「星の崇拝者 (star-worshipper)」を意味した。

・ユダヤ人の歴史家 Josephus は「天体の科学とそのパターン発見した天の預言者として、セスの子供たちは広く尊ばれた」と述べている。

・近東、そしてヨーロッパにおいて、天文学者‐マギの聖職者‐たちは後世「カルデア人」というミスリーディングな呼び名で知られた。

・今日まで地元に残っている伝説によると、ウルミエ湖湖畔の都市は、ゾロアスターの出身地だった。


■ 聖書とグノーシス

・グノーシス派の聖所「白いセイル山」は聖書で神がエサウに与えた山。

・ノアの箱舟が辿りついたとされるアララト山は, グノーシス派の痕跡の残るハッジ・フィルズ・テペ周辺。

・聖書の編集姿勢はマギとカルデア人のモチーフをごちゃまぜにし、そして、連想の手法のよって父権(神権、王権)に合法性を与えることだった。

・アブラハムの父テラは、ウルの月の神 Sin の神殿の聖職者だった。

・聖書には多くの宇宙神話の伝説が暗号化されている。これはマギとセスの子供たちの影響の証拠のひとつと考えられる。

・マギは新約聖書の救世主の出生の寓話に東方の三賢者鮮やかに登場する。


■ マギの現れた時代

・「Plato Prehistorian」の著者 Mary Settegast は彼女の著作において、古代イラン宗教に最初の「マギ」が現れたのは双子座の時代、紀元前約5500年前だと位置づけた。
(双子座の時代は紀元前6200年から4300年まで)

・双子座と二元論を関連させるモチーフは、古代イラン宗教の中心テーマ, 宇宙の絶対的二元性‐神vs悪魔と一致している。しかしこの種の二元論をグノーシスの教義にみることはできない。


■ マギの秘教の伝播と分裂

・マギたちはウルミエ湖から彼らの秘教を下ろし、肥沃な三日月の至る所に広げた。グノーシスの隠れた中心地 Urmia からちょうど南にある Eridu において、それは最初の神政主義者に与えらた。

・しかし、それが一旦、近東の神権政体の統治者とお抱え聖職者にわたると、教育的な計画と手引きのための道具としての秘教の価値は失われた。

・この頃から人類の教導に奉仕すべきグノーシスの telestai たちは政治的な野心をもつ他のマギと争いを始めた。

・マギの一団はウルミエから北はコーカサス山、南はイラク、東へはインド、西は小アジアとヨーロッパへと四方へ拡がった。しかしそれが拡がるにつれ、マギたちは徐々に二つの枝に分かれはじめた。それが現代でグノーシスとイルミナティと呼ばれる2つの勢力に分裂した。各々の勢力は異なる動機と方法により運営された。

・分裂は双子座の時代から牡牛座の時代への移行期, BC4400年頃にはじまった。



現在、グノーシス派と呼ばれる人々とイルミナティと呼ばれる人々にどのようなイデオロギー的な違い、もしくは実際的活動に対する違いがあったのかといったことや、それに関連した事項も記事には述べられているが,すべて省略した。その他にも省略した事項はいくつかあるので、より知りたい方は元の記事にあたって頂きたい。

(ここまで)



グノーシス (講談社選書メチエ)グノーシス (講談社選書メチエ)
(2004/10/09)
筒井 賢治

商品詳細を見る



人気ブログランキングへ   

関連記事

テーマ : 歴史&スピリチュアル・ミステリー
ジャンル :

tag : イルミナティ Illuminati グノーシス

ねじめびわ茶
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
管理人

シス

Author:シス

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログランキング
人気ブログランキングへ  
最新記事
リンク
ブログ記事内の検索フォーム
カテゴリ
QRコード
QR
大地を守る会
PR
PR2
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
アフィリエイト