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エボラ出血熱、なぜ大手製薬会社は治療薬開発に本腰を入れないのか?

エボラ出血熱、なぜ大手製薬会社は治療薬開発に本腰を入れないのか?

世界保健機関(WHO)によると、西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱は、ここ数週間で確認された患者が1600人以上に達し、そのうち880人以上が死亡した。

だが、感染が拡大する中で、大手製薬会社は傍観している。専門家らが8月5日にハフポストUS版に述べたところによると、エボラ出血熱は、あまり裕福でない、比較的少数の人々がかかる病気であり、利益優先の企業にとってはそれほど大きな投資対効果が得られない、というのが主な理由だという。

テキサス大学医学部ガルベストン校の研究室で、エボラ出血熱の治療法を研究しているトーマス・ガイスバート教授は、エボラ出血熱は現在話題にはなっているが、実際の患者数は比較的少ないと指摘する。同教授によると、エボラ出血熱の現時点の患者数は、マラリアやガンなどの患者数に比べればごくわずかなのだという。「患者数が少ない病気の治療薬を売ろうとする製薬会社などないのです」ガイスバート教授はエボラ治療の現状をこう嘆いている。

「Bloomberg」の報道によると、エボラ出血熱に感染した2人のアメリカ人患者に投与されたとされる実験薬「ZMapp」は、まだ動物実験の段階で、食品医薬品局(FDA)の承認も受けていないという。

エボラウイルスと戦う抗体を利用したこの治療薬は、小規模なバイオテクノロジー企業各社(なかには従業員が10人未満のところもある)や、アメリカ陸軍による資金協力、カナダ公衆衛生庁の研究が連係したことで実現した。

ZMappの化学構造を開発したのは、カリフォルニア州サンディエゴにある小さな企業Mapp Biopharmaceutical社だ。そしてKentucky BioProcessing社(2014年に入って大手タバコメーカーのReynolds American社に買収されている)が、遺伝子組み換えタバコの葉を利用してZMappを生産した。

「CNNMoney」の報道によると、他にもいくつかの企業が、政府から資金提供を受けて、エボラ出血熱治療薬の開発に取り組んでいる。

政府がエボラ出血熱治療薬の開発を支援するのは、主に国家安全保障上の理由による。投資銀行のMaxim Group社で医療関連エクイティ調査部門の責任者を務めるジェイソン・コルバート氏は、治療薬を備蓄しなければ、バイオテロリストがエボラ出血熱や天然痘などの感染症を利用して大混乱を引き起こす可能性があると指摘する。

アリゾナ州立大学で感染症を専門とするチャールズ・アーンツェン教授は、ZMappによる治療が着実な成功を収めれば、それを契機に大企業も治療法の開発に向けた投資を増やす可能性があると話す。同教授はアメリカ政府から、Mapp Biopharmaceutical社の開発に従事する科学者たちに支給されたものと同じ助成金を通じて、エボラウイルス治療薬研究のための資金提供を受けている。

アーンツェン教授によると、同教授チームの研究はかなり進んでおり、動物実験の段階まで来ているが、人間での臨床実験で副作用を調べるまでには至っていないという。それには大企業による「多額の資金」が必要だからだ。

[Jillian Berman(English) 日本語版:湯本牧子、合原弘子/ガリレオ]

転載元:
エボラ出血熱、なぜ大手製薬会社は治療薬開発に本腰を入れないのか?



やはりそういうことか。製薬会社の儲けにならないから、今まで本腰を入れなかったのか。
ただ、利益優先主義がワクチン開発が遅れた真の理由とは思えない。有色人種に対する蔑視も背後にあると思う。


それにしても、製薬会社は薬を売って利益を出すわけで、ローカルな病気に対して何もする気がないのも、ある意味で納得である。民間企業なのだから、利益を優先するのは当然のことで、いちいち貧乏人が少数死んだ程度で、莫大な研究費を投じて、ワクチンを作る意味がない。作っても大赤字だから。

だから、こういうのは、国が税金を投入して国立研究所でワクチン開発を進めるべき。民間の製薬会社に任せるのはダメだね。特にエボラ、サーズ、マーズといった社会的危機を招来する病気に対しては、テロ対策と同様に、国家レベルで取り組むべき課題であり、政府が責任をもって推進すべき。そのことが今回の件で、よくわかった。


ところで、エボラ・ワクチンとして期待されるZMappだが、それを投与してもスペイン人神父(感染者)は死んだ。ワクチンが効かないケースもあるようだ。それでも3人に2人が助かったわけで、致死率6割~9割のエボラに対して、この成果は大きい。

エボラ熱感染のスペイン人神父、マドリードの病院で死亡

[マドリード 12日 ロイター] - 西アフリカのリベリアで宣教活動中にエボラ出血熱に感染し、スペインに帰国して治療を受けていたカトリック神父のミゲル・パハレス氏(75)が、マドリードの病院で死亡した。同市の保健当局報道官が12日、明らかにした。アフリカ以外の場所で死者が出るのは初めて。

同報道官はパハレス氏がいつ亡くなったかには言及しなかった。

パハレス神父はリベリアの首都モンロビアでエボラ熱に感染。今月7日に帰国し、マドリード市内の病院で治療を受けていた。

保険省によると、神父は米医薬品メーカー、マップ・バイオファーマシューティカルの未承認薬「ジーマップ」を投与されていた。同薬剤は、米国人患者2人にも投与され、病状の改善が報告されていた。

転載元:エボラ熱感染のスペイン人神父、マドリードの病院で死亡






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(2008/12/16)
畑中 正一

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