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イスラム過激派ボコ・ハラムの台頭とその背景

ナイジェリアの政治家が組織した実動部隊ボコ・ハラム

ナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムによる女子高生の大量拉致が日本でも連日報道されているそうですが、ナイジェリア国内では違う次元の騒動が展開しています。

ボコ・ハラムは貧しい若者だけで結成したのではなく、イスラム系の政治家が出資したと繰り返し報道されてきました。



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図中の上院議員はボコ・ハラムのスポンサーだとして逮捕されていますが、この図にある顔ぶれとは別に、創設期の元メンバーが主なスポンサーとして、軍事政権時代の元首で現在も政治的影響力のあるババンギダ将軍(通称IBB)とブハリ将軍、元副大統領アティク、イスラムの伝統的支配者6人、現・元州知事7人、軍と治安関係のトップ複数を挙げています。

その元メンバーによると、IBBのエージェント、男女600人以上が陸・海・空軍、警察、石油・ガス関係、中央銀行上層部を含む金融機関などに張り巡らされ、ナイジェリアを壊すために使われる。彼が逮捕された時も、IBBのエージェントのおかげで2日拘留されただけで解放されたというのです。

IBB (在任1985年~1993年)が収奪した国富は歴代元首の中で最も多く、350億ドル以上にのぼると世界銀行に推計されています。

この元メンバーがリビアとパキスタンで訓練を受け、去年はマリに200人以上の訓練キャンプがあったことや、画像で見るボコ・ハラムの武装レベルが豊富な資金を物語っています。何百台もの車両でナイジェリア軍の基地を襲撃するなど、軍も圧倒するほどです。

戦闘員は国内のほか、北隣のニジェールでも職のない若者を50万ナイラ(3085ドル)でリクルートしているそうです。

そんなボコ・ハラムが女子高生を大量に誘拐したという事件は、いろいろ奇妙な点が目につきます。

・誘拐された人数が当初の100人強から、200人、300人と変動。
・学校からいくつも離れた州のキリスト教関係者が「被害者リスト」を発表。現場はイスラム圏で、校長もイスラムの服装をしているのに、被害者のほとんどはクリスチャンとされる。
・ボコ・ハラムが公表した拉致被害者のビデオに中年女性が何人も写っている。
・家族がビデオで確認した被害生徒の数が5人、54人、77人と、ソースによってバラバラ。
・米、英などの捜索支援が発表されると、イスラム指導者が武力による解放に反対を表明。何としても子供達を取り戻し、治安を改善したいと思っていないのでしょうか。
・クリスチャンの大統領の退任を求める声がイスラム圏の知事達から出ている。

などなど。
そんな状況で、女子高生の大量拉致は政治的プロパガンダだと主張する人達もいます。



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ジョナサン大統領が被害のあったチボクを訪問しないと非難され、現地を訪問しようとした所、ボコ・ハラムによる暗殺計画があるとの情報がもたらされ、現地行きをキャンセルしました。 

前任のヤラドゥア大統領(イスラム)が病死した際、何ヶ月も病気で姿を見せないヤラドゥアが生きていると目撃談が発表され続け、すんなり副大統領から昇任させてもらえなかった、クリスチャンのジョナサン大統領。選挙で当選した後も、本来はイスラム側が大統領職を担当する番だと言われ、何かにつけ退任の圧力や暗殺の危険にさらされています。

その流れの中で見ると、チボクの女子高生拉致事件が政治的プロパガンダだという主張も一理あるように思われ、本当に300人近い生徒が拉致されたのか、米・英・仏・中・イスラエルなどによる捜索の進展が注目されます。

転載元:
ナイジェリアの政治家が組織した実動部隊ボコ・ハラム



(ナイジェリアの実態)
1.ナイジェリアの南部ニジェールデルタ地帯は石油採掘施設が立ち並ぶ。欧米系の石油企業が運営。石油資源で豊かになるはずが、一部の政治家が国富を奪い、国民には、ほとんど還元されなかった。
2.ナイジェリアは北部はイスラム教、南部はキリスト教で、南は石油の利益で経済的に豊かになりつつあり、北は貧困のまま。
3.北部のイスラム教徒は貧困層であり、社会への不満から過激派が生まれる土壌を形成。そこからボコ・ハラムが台頭。
4.ボコ・ハラムはキリスト教徒、イスラム教徒関係なくテロの対象にしている。
5.近年、ボコ・ハラムの武器が充実しており、正規軍よりも強力な武器を持つに至った。


ある情報源によれば、ボコ・ハラムの台頭はニジェール共和国の石油資源及びアメリカのアフリカ進出に関係があるという。ナイジェリアの北部に位置するニジェール共和国はアフリカの中でも最貧国であり、ほとんど砂漠地帯で、鉱物以外は大した資源はなかった。しかし、近年、ニジェールの地下には莫大な石油資源があることが判明。しかも、その石油資源の採掘権を獲て石油を生産しているのは中国の石油会社である。

アフリカは、欧米と中国による資源獲得争いが激化している地域であることは有名である。ボコ・ハラムの台頭には、この問題が背景にあるとのことだ。

ナイジェリア南部の石油資源は欧米の石油企業が確保しているが、ナイジェリアの北側にあるニジェールの石油資源は中国が確保している。現在、中国のアフリカ進出は凄い勢いで進んでおり、このままでは中国にアフリカの資源が奪われるのは必至。だから、欧米の石油資本は、ナイジェリアのIBBエージェントを使ってボコ・ハラムの強化に乗り出したといえる。

今後、もし、ボコ・ハラムがニジェールの石油採掘施設を襲撃すれば、中国の石油企業に大ダメージを負わすことができるし、中国のアフリカ進出に歯止めをかけることもできる。

また、ボコ・ハラムが南部のニジェールデルタ地帯の石油施設を襲撃したとすれば、ここは欧米石油会社の施設であり、アメリカは米軍を派遣することが容易となり、米軍を派遣し、それを足掛かりにしてナイジェリアに基地を築ける。そして、そこを拠点にナイジェリアをコントロールできる。




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テーマ : 環境・資源・エネルギー
ジャンル : 政治・経済

tag : ボコ・ハラム ナイジェリア ニジェール

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